皆さんごきげんよう。aiaiです。
かんぽ生命の不正問題知ってますか?ひどい話です。
不利益な契約をお年寄りに結ばせているなんて許しがたいですよね。
今回の件でかんぽ生命は信用を失って株価が10%下がったとか…。
なーんていう話を友人にしたら「難しくてよく分からないから興味もない。」とバッサリ言われました。
なので今回はかんぽ生命の不正内容と発覚のきっかけを簡単にわかりやすく解説していきます。
かんぽ生命の不正の内容
かんぽ生命はどんな形で不正をしたのでしょうか。わかりやすいように簡単な言葉で解説します。
今回の不正内容は2種類あります。
1つは「もともと入っていた保険と新しい保険を同時に2つ契約している状況を作った」事。
2つ目は逆に「もともと入っていた保険と新しい保険を契約する間に期間を開けた」事です。
1つ目からより詳しく説明していきます。
こちらはわかりやすいと思いますが、たとえば新しい保険Aを1月に契約した時に、もともと入っていた保険Bをすぐに解約させずに半年後の7月に解約させる。というものです。
こうすることで利用者は1月から6月までの間AとB両方の保険会社と契約していることになり、無駄に保険料を払わなければなりません。
2つ目はちょっと他の理由も合わさります。
たとえば、新しい保険Aを契約する場合にAと契約をする4か月前にもともとの保険Bをあらかじめ解約してしまう。というものです。
なぜこれが不正になるのか、疑問ですよね?お金をたくさん払っているわけじゃないし…。
でも実はこちらのほうが大変なことになります。
まず、当たり前ですがAとBの間の4か月間は保険が無い状況になるので病気になっても保険がききません。そうなると何のための保険かわからないですよね。
さらに、その間に病気になってしまったり年齢が変わってしまうと新しい保険のBと契約ができない可能性が出てきます。保険に入る時の制限に引っかかってしまうという訳です。いやいや、わざわざAを解約した意味ないじゃん。
こういった利用者が不利益になるようなことがものすごい数行われていました。恐ろしいですね。
なぜ不正をした?
では、なぜ不正をしたのか。その理由について解説します。
郵便局はかんぽ生命の契約を代わりにお願いされていましたが、そこにはノルマというものがありました。
「一週間に何件と契約をしてきて。」みたいな感じですね。
すべてはそのノルマを達成するための不正です。
そのノルマを達成するには、いくつかのルールがあり、その中に「契約させる場合はその前の保険が6か月以内に解約されてはいけない。」事や「解約させる場合は3か月以内に新しい契約があってはいけない。」という事がありました。
この2つのことが出来ていないと「新しいお客様」として数えられないみたいです。
そのため、このような無理やりルールにあわせるような不正契約が広く行われてしまいました。
この厳しいノルマは、もともと公務員だった郵便局が民間企業になってから少しずつ出来上がっていったそうです。利益を生み出す事を第一に考え、おかしな方向に行ってしまったのでしょうか。
契約する相手もお年寄りばかりで、中にはすべて郵便局の方に任せているという人もいました。
まるで騙しているかのようなやり方に見えてしまいます。
不正が発覚したきっかけは?
では今まで見つかってこなかったこの不正はなぜ見つかったのでしょうか。
一年半ほど前から少しずつ取り上げられていた「郵便局員がお年寄りに対して無理やりにかんぽ保険の不利益な勧誘をしている。」事は今までかんぽ保険会社から全否定されてきました。
しかし6月24日に去年の保険の乗り換えが増えていること、その中に不利益になる契約を結んだ人がいたことが自身の会社の調査で分かりました。
それからどんどんと調べられ、9万件もの不利益になる契約が分かりました。一年間に9万件…。
そしてやっと大きく問題になったという訳です。
かんぽ生命はこれからしばらくの間契約を取ることをやめて、利用者への対応や謝罪をするそうです。
まとめ
かんぽ生命の不正の内容、発覚のきっかけを簡単に解説しました。
今まで「難しそうだから」と敬遠していた方もこれを見て少しでも問題の大きさを感じてくれたならうれしいです。
それに、もし自分や周りの人が巻き込まれそうであれば何か力になれるかもしれませんし。
皆さんもお気をつけて。
それではまた。ノシ
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